女流作家のゲーム体験レポート †

【[1586] 深夜の約束どおりに】から抜粋。タイトルは適当。
注釈は全部、抜粋者のツッコミ。

　横浜オフ二日目のレポート、時間を追って書いてみます。
　わたしはほたるさんといっしょに、大口駅西口のミスタードーナツで朝ごはん。それから踏み切りを渡って東口に向かいましたが……。
「踏み切りのすぐ前に、天稀さんがいたんですよね」
　わたしたちが声をかけても、気づかれなかったようでした。*1
「こうけいさんたちと同じように、キャリーカートを引きずって歩いてました」
　わたしたちと違って泊りがけではないのに、相変わらずの大荷物です。
「今日はカードゲームオフだから、荷物が多くてもしかたないんじゃ」
　ともかく大口駅東口で天稀さんと合流します。英雄さん、猫野さん、バレットさん、おもちばこさん、伊藤さん、そして今日が初顔合わせの高居空さん……。
「西口に出てしまって迷った人が多かったようですね」
　あちらのほうが改札が大きいですからね。*2
「でもこうけいさんたちははじめから西口で食事をしたくてそちらに出たんですよね」
　そう。本当はカフェドクリエで食事の予定だったんだけど、予想外で向かいのミスドが開店してたのでそっちに行ったのでした。

　途中のライフで飲食物を買い込んで、会場の公民館へ。
「正確にはライフに行く手前にあったんで、買い物後に道を戻る形になりました」
　そしてオフ会会場は、和室でした。
「茶器が置いてあったりで驚きです」
　畳をはがして囲炉裏を探したくなりそうな部屋でした。
「いつかの尾道オフの２９ｍｕｓｅｅの“行儀の悪いお客様”にはならないでね」

　簡単な自己紹介のあと、ＣＡＳＴ！のカード版オンライン版それぞれの開発状況が報告されました。
「けれども今日はＣＡＳＴ！そのものはプレイされなかったのでした（苦笑）」

　今日は、ホワイトボードにしっかり各人のスコアをつけてのプレイになります。
「なんだか、ゲームをプレイしないで駄弁ってたり読書してたりってことはできなそうな雰囲気ですね」
　ともかく、まずは全員で百人一首。畳だからこそできる和式カードゲームです。
「いちばん札をとったのは……こうけいさんですか」
　昔覚えた記憶が、まだ少しは残っていたようで（苦笑）
「さすが、アイドル作家物を書くだけありますね」
　おもちさんが取る側にまわったら、どうなるかわかりませんよ。
「静かに札をとる英雄さんがいい雰囲気出してました」

　次にやったのが、牛カード押し付けゲーム『ニムト』。
「どの数字カードを出すかの駆け引きがかなり難しいですね」
　ほかの人の出したカードの数字によって、自分のカードの行き場ががらりと左右されてしまいますから。

　それからお昼ごはんタイム。
「ろろみジュース用に、缶入りトマトジュースと１リットルの飲むヨーグルトを買ってきたんですけど」
　飲むひとは少ないようですね。
「結局、飲むヨーグルトは閉会間際にこうけいさんが大量に飲む羽目になりました」

　午後は２グループに分かれます。わたしのグループがプレイしたゲームは、まず『モンスターメーカー』。
「シリーズがたくさんありますけど、今日プレイしたのは第１作でした」
　ウン年ぶりにやりましたけど、ルールがシンプルなのですぐに思い出せました。
「このゲームではこうけいさんは最下位でした」

　次に猫野さん提供の『ＫＵＨＨＡＮＤＥＬ（クーハンデル）』。動物を競売すると共に、競り落とした動物をプレイヤー間で取り引きするゲームです。ボードのないモノポリーを想像するとわかりやすいですね。
「ドイツ語の『クーハンデル（ＫＵＨＨＡＮＤＥＬ）』には「動物取引」と「裏取引」のふたつの意味があるそうです。タイトルは掛け言葉になってるんですね」
　プレイヤー間の駆け引きの要素が強いので、かなり心理的に疲れます。
「隣の天稀さんグループの『デスマーチ』もおもしろそうでしたね」
　あちらはプレイするよりギャラリーで見ていたほうが楽しそうなゲームに思えました。
「ここで英雄さんがお帰りになりました」

　続いてこれも猫野さん提供の『操り人形』。プレイヤーが１ターンごとに職業を選び、その職業ごとに手順をこなしていくゲームです。職業の数よりプレイヤーの数のほうが少ないので、各ターンごとに登場しない職業が出てきます。どの職業が出てこないのか消去法的に推理するあたりは、どことなく数独に似ているかも。
「一巡目で職業を選び、二巡目で各職業の手順を進めるので、プレイヤーが二巡して１ターンということで、プレイ時間が長くなるんですよね」
　そう。天稀さんグループが１ゲーム半やる間に、こちらはやっと１ゲーム。
「天稀さんグループの『とらぶるスクール』は面白そうでした」
　でしたね。学園のありがちなトラブルを題材にしたゲームなんですけど、「階段落ち」で爆笑。
「階段落ちしてもプレイヤーどうしが入れ替わったりはしませんよ」
　このゲームなら、大阪ではプレイしたいなと思ったり。*3
「ルールそのままで『とらぶるＴＳ』なんて二次創作ゲームをつくるのもおもしろそうかな」
　それってＣＡＳＴ！と区別がつきにくいんじゃｗ*4

　そんなこんなで１６時３０分、時間切れになりました。
「遊び足りないゲームが多かったですね」
　おまけにお菓子もたくさん残ってしまいました。
「プレイしないで寛ぐ時間がほとんどなかったですものね」
　さて、大阪ではどんな展開になることやら。
「ここでほたるさんはお帰りの時間なのですが、今日中の新幹線の自由席に乗れればよいとのことで夕食もいっしょになりました」
　退室時には、部屋にしっかり掃除機をかけてから退出します。

　大口駅から横浜線に乗って新横浜駅へ向かいます。
「高居空さんは途中の菊名駅で降りられました」
　おおぐち、きくな。「大口きくな！」と怒られているみたい（苦笑）

　新横浜駅ではまず駅ビルのビックカメラで品定め。
「某球団優勝セールで一部商品はポイント還元率最大３０％だったんですけど」
　わたしのねらっていた工人舎ＳＸは１０％のまま。なので見送りました。
「猫野さんやバレットさんも熱心にパソコンをチェックしてましたね」

　それから同じ駅ビルの洋食店で夕食です。
「こうけいさんは、バレットさんと宮城オフについていろいろ打ち合わせをしてましたね」
　来年３月の３連休に２泊３日でどうかということと、気仙沼に行くのは中日にして、前後の日は平泉とか仙台とかの観光にしようかということくらいかな。

　駅を出たぺデトリアンデッキでしばらく駄弁っていると、ほたるさんがお帰りの時刻に。
「天稀さんとこうけいさんのふたりが、改札まで見送りました」
　一週間後に再会する三人という組み合わせですねｗ

　それからしばらく、駅隣のマクドナルド二階で雑談。
「プレミアムローストコーヒーもおかわり自由なのがよかったですね」
　今回は使わなかったけれど、一人席は全席のテーブルにコンセントがついているのがノートパソコン使いにはありがたかったです。
「このつくりの店は、これから増えていくでしょうね。あたしにもありがたいです」
　ここで、ほたるさんからメールが入りました。無事にＮ７００系窓側席が確保できたとのこと。
「あちらもコンセントつき席ですね」
　そうそう。ろろみちゃんが『デュアルワールド』の書評を書いているって話、バレットさんに振っといたよ。
「ま、まだ早いですよ。下書き段階しかしてないのに」
　ロロちゃん一行を出してもらったりと、バレットさんにはお世話になってるから、いい話は早めに振ったほうがいいかなって。
「そうですね。バレットさん、いつもありがとう」

　長いオフ会もこうしてお開きに。天稀さんは地下鉄のほうに乗ります。わたしは横浜線→京浜東北線と乗り換えて、伊藤さん、猫野さんと五月雨式に別れていきました。
「みなさま、本当におつかれさまでした」