青秋桜オフFirst『突然ですが突貫です』 †
告知状況 †
- 日時:2006年8月16日 17:00〜
- 場所:秋葉原 JR電気街口の床広告に集合
- 参加者(表明順)
- きりか新ノ介:今回の主役。前日に『オフりましょう』と連絡してきたニクイ人。
- 華村天稀:いつの間にか幹事だったらしい。
- K.伊藤:今回で一番、笑かしてくれた人。詳細は下。
- 流離太:主役その二。偶然にも北海道から東京に来ていたため捕獲できたレアキャラ?
- こうけい:今回の紅一点?
真・オフ会レポート †
Written by K.Itou (for Blue Cosmos, POST:276)
「ふぅッ、今日も暑いのう」
ニッカボッカに白いランニングの、髭面の大男がのっしのっしと歩く。
工事現場や建設現場なら違和感の無いその男は、今、秋葉原駅を歩いていた。
違和感バリバリである。
「伊藤さん、アキバは路上禁煙ですゼ?」
白衣に丸眼鏡の、端正だが悪党面の男が隣で小型端末を弄りながら、そう大男に語りかける。
「心得ておるわ、天稀の。シガレットチョコじゃ!」
大男はそう答えて、包み紙ごとシガレットチョコを噛み砕いて飲み込んだ。
「ハァ、まったく汗くさい。嫌だね下品な男は。そう思わないかいマドモワゼル?」
タキシードに身を固めたハンサムだが軽薄そうな、いわゆるホスト風な男がそう言って隣の女性に話しかける。
「うふふ、でもあのオヒゲはダンディーだわ。男としてはともかく雄としては貴男より魅力的かも? ねぇきりかさん」
ビジネススーツに身を包んだ、いかにも敏腕美人秘書、といった雰囲気の女性はそれに答え、そう言った。
「オウ、ミスこうけい。そりゃァ無いよ、貴女のような人にそんな事を言われたら、僕のガラスのハートは砕けてしまいそうさ!」
大げさな身振り手振りでそう嘆くホスト男。
どいつを見ても秋葉原からは浮きまくりである。
「な、なに、あれ……」
それを柱の陰から覗く、清純そうなセーラー服の少女。
「み、みんな優しい人だと思ったから、勇気出して来たのに……っ」
彼女の名は……本名は伏せるがPNを流離太、通称るっち。
花も恥じらう女子高生である、ネットで知り合った皆さんは優しそうでいい人ばかりだから、自分の正体が女子高生だと教えても大丈夫だと思い、オフ会に参加することにしたのだが。
「あぁ、それにしても、るっちはまだかしら? 早く会いたいわ、私の仔猫ちゃん♪」
「やれやれ、ミスこうけいはまだ見ぬ仔猫ちゃんに夢中さ! でも、僕も早く会いたいね、るっち」
「がはは、会ったらたっぷりと可愛がってやるかのう! のう天稀の!」
「ええ伊藤さん、可愛がってあげましょう、たっぷりと、ね。――くくっ、くくくっ」
そのるっちは、柱の陰で怯えていた。
「わ、わたし、わたし、どうなっちゃうの……?」
そこに突然現れる警官隊。
「貴様ら! 逮捕するー!」
アッという間に取り囲まれる4人組。
「ぬうッ? 昨日の夜ATMを担いで持ち去ったのがバレたかのう?」
「僕のサイバー犯罪絡みかもしれませんね」
「あるいは僕の恋泥棒がついに犯罪になったのかもしれないのサ」
「私は違うわね。美術品収集には証拠なんか残してないもの」
るっち、ますますガクブルである。
「あ、あの、あの優しそうな皆さんが、犯罪者だったなんて!」
泣きそうある、というか、ちょっと泣いた。
「むうッ、これから大仕事だというのにのう」
「狙いはコミケの売上金、でしたっけね……くくっ」
「えぇそうよ天稀ちゃん、10億はくだらないわ」
「なんだ一人2億か、たいした額じゃないね。有閑マダムでも少し幸せな気分にしてあげた方が……」
「なに言ってるの、一人10億よ、きりかさん」
「がはは、それでお主は60億といった所かのう? こうけいの」
「あら、計画は私が組んだのだから当然じゃなくて? それにしても、ここはさっさと逃げましょうか」
「おっとそうだねマドモワゼル、では頼むよ天稀君」
「了解ですよ、きりかさん……では、スタート」
白衣に丸眼鏡の男がそう言って、手元の小型端末を操作した――その瞬間、秋葉原中のスプリンクラーやドライミスト散布装置が、暴走した。
秋葉原が霧に包まれたのである。
「な、なに? なんな……きゃぁっ!?」
何が起こったのか戸惑うるっち、そして突然天地が逆転し。
「え? え? え? ……きゃ、きゃぁぁぁぁっ!?」
気が付けば大男の肩に担がれて、運ばれていた。
「たっ、たすけておかぁさーん!!」
「怯えなくても良いわ仔猫ちゃん、伊藤さんは女の子に興味ないから」
「でも、そのお姉さんには気を付けた方がいいかもしれませんね……くくくっ」
「さぁて、それじゃァ、Missonオフカイ、始めようじゃないか」
「おうよきりかの、お宝ふんだくって金いっぱい。略してオフカイじゃぁ!!」
「それ私が知ってるオフ会と違うぅぅぅっ!!」
るっちの絶叫が秋葉原に木霊した。
※編注:この話はそこはかとなくフィクションです、たぶん……
十六夜の吹聴 †
Written by Tenki Hanamura (an audit)
とある8月15日。天稀はいつものようにMSNメッセンジャーを常駐させつつ、夏休みの日課(?)としてサーバーの設定をあーでもないこーでもないといじくり回していると、きりか氏がアッオー(違)*1してきた。
「明日ひまー?」
名古屋と大分から来る予定だった客がドタってるから、暇っちゃ暇だが。
「じゃあ、あした急に東京行くことになったから」
突発オフですくぁ?
……という、実に34秒にも及ぶ相談の末に、唐突にオフ会の開催が決定されましたとさ。
「るっち捕まえたいなぁ。東京にいるらしいし」
よし掲示板に招集記事書いとこう。
「で場所どこにする?」
秋葉原でるっち捜索。
「なんでやねん」
きりかさんが寝てから、伊藤さんからアッオーが。
「明日の17時かぁ」
お、伊藤さん一本釣り。
「釣るな」
その後、こうけいさんからメールが。送信時刻は22時。
「仕事があるので遅れますけど、是非に参加しますわぁ〜」
……気がついてさくっと返信したけど、その送信時刻は27時。果たして出社前に呼んでもらえる時間があるのだろうか(汗)
寝て、起きる。時間は10時半(遅)と、青秋桜にるっちの書き込みが。携帯のメアドも発見。よしさっそく脅迫メール送信っと。
以下、掲示板[272]の内容から抜粋。
> 15:00
おっとそろそろ時間だ。女性(こうけいさん)も来るので汗のにおいを放置してGoというわけにもいくまい、ってコトで軽くシャワーを浴びておく。でも普段みだしなみをしっかりする風習が無いため、あんまり意味なさそう。
> 15:40
長湯ならぬ長シャワーのし過ぎで、ようやく出立。ぬうこれでは17時につかないのでは……
> 電車内
℃メールできりかさんに『すみませんちょっとおくれますぅ』と連絡(実際には多分、不都合が起きるほど遅れずに済みましたが)
Eメールで流離太さんに『集まる面子を見て絶望せずに生きていく自信があれば是非どうぞ〜』とお誘い。すると『自信はないけど行く〜』と返事が。
> 17時数分くらい
伊藤さん→きりかさんの順に合流。あとの二人は遅れて合流なので、三人で手近なメイド喫茶を探して突入。ウェイトレスがメイド服で接客してる、という感じの比較的まともでネタ味が薄い店でした。ネタ味は薄いけど落ち着けて良いかな。
全員が初メイド喫茶だったんで、いきなり濃ゆい店に突入しても戸惑ったかもしれないし(笑)
戦秋桜の次はSRW風でいこうか、と計画しているらしいことが話題になる(笑)戦艦はバンテッカーらしいですよ。
> 18時ちょい過ぎ
駅前に戻って、ゲーマーズ前で流離太さんと合流。こうけいさんとの合流も考え、近くのスターバックスへ……と思ったらエクセルシオールだった。
ここでるっち絵大公開。メイデンズが可愛くて萌えました。公開したばかりの第八夜をきりかさんに読ませたり、美空ちゃんを描いて貰うために青空3を表示したりで天稀のZaurusが大活躍。
通勤中の執筆くらいしか使い道ないと思ってたのに、思ってたより便利だなオイ。
ここで盛り上がった話題は確か、メイデンズのエロパロ? 伊藤さんがステキに書き上げてくれるそうなので、乞うご期待(ぇ
> 19時ちょい過ぎ
こうけいさんも合流して全員集合。念のためZaurusで新規の問い合わせメールを確認してみたが、なし。まあこの時刻で問い合わせがあってももう合流は無理だったろうけど、実はちょくちょく確認していたので、もう少し早い段階(17時とか)でバレットさんあたりから連絡があったら、拿捕していたかも。
ここでこうけいさんから本を、きりかさんから沖縄みやげをいただきました。ありがとう〜
今度はろろみちゃんを描いて貰うために、またまたZaurusが活躍……しませんでした。本のカバーに絵が載ってるからねぇ。かわりに『うぃき』のページがこんな風になったのでそろそろ公開したいな、と皆に見せる。
ここでの話題は、えーと、メタモルフォーゼだったかすぃら?
> 場所を移して
みんなでドイツ料理をほおばる。もぎゅもぎゅ、おいちぃ。
色々マニアックな話でわんさか盛り上がったのですが、酒と食い気のせいで詳細書けるほど覚えていない(書くべきでない、と判断するネタもあるし)ので、そのへんは省略。
T's☆Heartの話題も盛り上がりましたが――ん、すぐる? 彼はコタローが口説き落とさないと女化しないよ?(何)
『文庫には未完の作品が多いが、アレはよろしくない。ちゃんと終結させるべきだ』という伊藤さんの発言は、天稀の心臓にグサぐさ愚さ。いや書かないといけないとは思ってるし、VTSなら最終話までの筋道が一応あるけど、時間が取れないし遅筆だし、きりかさんや伊藤さんの作品と比べて途中の内容が浅すぎるんで考え直したくなるし……まあなんとか、善処します。
ここを出る前にZaurusで投稿して『うぃき』を公開しようと思ったんですが、地下にあるためデムパが届かず。電子妖精はデムパが無いと活動できないのでした(違
> 22時ごろ
電波ビル(ホントにこういう名前。いや隣だったかもしれないけどとにかく実在する)の二階だか三階にあるファミレスで最後に一服。ここで『うぃき』をT's☆Heartの生徒会掲示板に公表しました。協力者の皆さんありがとう(Off参加者+天爛さん、かな?)。
ここでぼちぼち、携帯のメールアドレスを交換などして、解散ムード。
ここでの話題は『突発オフ、むしろるっち捕獲できたんできりかさんお手柄』だったかしら(笑)
> 10時半ごろ
疲れとお酒で眠くなったるっちが帰還。お疲れ様でした〜
でもこのあと迷ったらしいので、さらに追加でお疲れたことでしょう。いやはや遠路はるばるご苦労様でした。
> 11時ごろ
残りのメンバーもお開きです。天稀ときりかさんが同じ路線であとは別々なので、伊藤さんとこうけいさんは秋葉原駅でお別れ。お疲れ様でした、また会いましょう。
んで二人揃って京浜東北線。きりかさんは途中で降りるので、その駅まで天稀が最後っ屁でひたすら語る(爆)
とりあえず、語った内容で重要なのは……溜まってる作業に『整備するマシンが7台』ってのがあるのだが、期限が二十日(夏休みの最終日)である。スケジュールがタイト。
とか言ってたら駅到着、きりかさんが降りる。お疲れ様でした〜。
明日(もう今日だが)朝早いらしいのでちょっと心配に。オフを長引かせすぎちゃったかしら。
独りになったので、いつも通勤電車内でするように、メモリーオーディオを取り出して音楽を聴――こうとしたら、行きに再生したまま切り忘れてたらしく、再生しっぱなしになってた。それでいて大して電池消耗してないんだから、けっこう長持ちするんだなぁ、と感心。
Zaurusも開き、短編の話をちょっとだけ(数行)進めて、天稀も降りる駅に到着。
> 24時半ごろ
家に到着。『うぃき』公表についてもう少し詳しい内容を文庫に投稿――した時点で、眠くなってくる。ぬう、もっと起きて作業するつもりで『ドトールコーヒー(PETボトル飲料)』を買ってきたというのに、カフェイン(薄いけど)摂ってなお眠いとは。
残念だが、作業続行不可能。おやすみなさい……