有限会社エーテルワークス †
大家の華村天稀が監査役として所属する組織。
有限会社の存在形態を取っているが、その実体は世界的規模で影響力を持つ超常現象管理組織。そのため戦闘能力の異常に高い人物が多く、色々な意味で手に負えない。
華村天稀(はなむら・てんき) †
監査役にしてブルーコスモスの大家。
普段は身長150センチ弱で青いポニーテールの少女の姿をしているが、人間ではなく『電子妖精』という種族のため容姿は可変*1。端麗だが小悪党顔のマッドサイエンティスト*2な容姿を取ることもあるらしい。
経営には関わらない立場のはずだが、ちょくちょく店に顔を出しては店員まがいの行為をすることもある。かと思うと客として振舞うこともある。
定期的(季節の変わり目?)に言動が鬱っぽくなるという、迷惑極まりない性質を持つ。
なお、天然ボケ属性もあるらしいが、本人に自覚は皆無。どじ属性もかなり強烈で、こっちは自覚があるらしい。
蓬莱ちさと(ほうらい・ちさと) †
閻魔庁所属、1,000,310番目の死神。名前は当て字に近い。
ふとした事情からエーテルワークスのエージェントと関わりを持って以来、居ついてしまった。死神としての地位は下っ端中の下っ端で、おちこぼれにかなり近い。
死神と言っても命に関わる実害をもたらすことはないが、周辺の魔力をかき乱す性質を持つため、技量や抵抗力の低い術者の魔法は阻害され掻き消されてしまうことがある。
また、運命をある程度操作するという、死神には本来ない能力を持つため、将来は閻魔になる可能性がある。
舘野ひびき(たての・ひびき) †
引っ込み思案で恥ずかしがりやの少女。正体はグランドピアノの付喪神。
髪の毛の中に鍵盤がまぎれていて、演奏することが出来るらしい。また、歌うと演奏になるが、なぜかピアノ以外の音色が豊富で、一人オーケストラ状態に。
三枝すぐり(さえぐさ・すぐり) †
先天性しゃべれない少女。常にスケッチブック入りのカバンを持ち、普段は得意の速筆で筆談する。
芸術的センスに優れ、魂に訴えかけるような絵画を描く。将来は画家になるつもり。
今では疎遠になっているが、少々気になるヒトがいるらしい。
時雨フルミ(しぐれ・ふるみ) †
『不良狩り』の渾名を持つ喧嘩の天才。名前は漢字で『抖巳』という異様な字を書く。
異世界に送り込まれるという顛末の中で、能力や精神性をほぼ完全に維持したまま、姿は美少女になりはてた。鋭い感覚と反射神経、男子と比べても引けをとらない馬鹿力(握力63kgなど)や瞬発力、さらに美少女としての魅力も十二分と身体的には非常に優れているが、一方でIQが69しかなかったりして脳味噌は貧弱。
あるお方が『フルミはツンデレならぬツンギレですな』と言って以来、『ツンギレ』と呼ばれることが多くなった。
意外かもしれないが、一人暮らしが長いため彼女は料理が上手い。
各務ちひろ(かがみ・ちひろ) †
名は『千陽』と書く。元は『各務 博幸(かがみ・ひろゆき)』という名の男子高校生で、現在では男子高校生(元の姿)に変身する魔法少女。ただし変身以外の魔法が使えるのは、『魔法少女?うるとら☆ふらくたる』に変身して杖を握ったときだけである(正式名称には『?』もきっちり含まれる)。
フルミとは対照的に、頭は良いが体力に乏しい。実は自前の魔力も皆無なのだが、杖からこれでもかとばかりに供給される上に、それを振り回すだけの技量はあるため、火力は大きい。変身してないときは12歳程度のかわいい姿をしているが、そのことであまりからかうといじけてしまうので注意。
カード、ボード、格ゲー、RPGなどゲーム全般が得意。ただし体力が要るものを除く。
亥手弥明人(いでや・あきひと) †
常に冷静沈着で礼儀を欠かさない、エーテルワークス社の代表取締役社長。会社役員唯一の普通のヒト(一応)だが、異常な人材を束ねているだけあり、卓越した組織管理能力や常に冷徹な姿勢を崩さない豪胆さなど、一般人離れしたところは多々ある。
紅茶が趣味で、客には自ら炒れた紅茶を振舞うほど。
紫神飛鳥(しばがみ・あすか) †
エーテルワークス社の取締役副社長にして、エーテルワークス社特殊任務要員『エージェント』一番手の、万能武闘派魔術士。
どんな真実やまやかしも一目で看破し、どんな策謀も徹底的に無効化し、どんな強敵でも完膚なきまでに叩きのめす能力を持つ。彼の辞書に載る『不可能』の文字は、あまりに印刷が薄くて普通の人には読めない。
ここには何しに来ているのかよくわからないが、色々と『見れば分かる』らしく、優雅そうに甘ったるい飲み物を飲みながらほくそ笑んでいる。
紫神はるか(しばがみ・はるか) †
名は『遥』と書く。エーテルワークス社の取締役にして、人事総務部の部長。どんな仕事もそつなくこなせるクールビューティ。ただし料理のようなファジーな感覚を要求される行為は苦手のようだ*3。
喫茶には、時折やってきてはコーヒーを飲んでいくことがある。
神叢玲司(かむら・れいじ) †
エーテルワークス社の取締役にして、経理管財部の部長。精神を桁並外れて病んでおり、大量に抗精神病薬を常用しているため、徹底して無感情で無意思。
来させても話題が出ないだろう、ということで喫茶に来たことは[358]で揃い踏みした一度きり、それも発言たったの二回。
紫神なるみ(しばがみ・なるみ) †
エーテルワークス社の副社長および人事部長の妹で、マスコットアイドル的な存在。名は漢字で『成実』と書く。
西洋人形のような容姿にボーイッシュな性格で、その可愛さに誰かさんに拉致られたことがある(笑)見た目の幼さとは裏腹にけっこう知的でしっかりしており、頼りになるかと思いきや――ヴォケを散見させたりドジを発揮したりすることもある、らしい。